東北行脚の旅三日目は強行日程となっており、岩手県大船渡市から茨城県の自宅まで帰るミッションです。どこにも寄らずに片道約420Kmをノンストップで約5時間半はかかります。
しかし、再会したい人の所に寄って行くので、そんなに早くは帰れません。シフォンケーキ工房「ごいしふぉん」では念願かなって食べられる特別なシフォンケーキが待ってます。
行脚が目的の顕妙寺(けんみょうじ)では、副住職直筆の御朱印は何を書いて頂こうかと思いながら行ったのに、やっちゃいました・・・結末は後ほど分かります。事前に居る事も確認してあるので、安心してお寺に行けました。行脚最終日も最後まで興味をもって頂けるとありがたいです!
東北行脚の旅(Part.1)&(Part2)も立ち寄って頂けたでしょうか?そしてあなたに三陸の魅力は伝わったでしょうか・・・?もし読み飛ばしてる方は、こちらから覗いてみて下さい!➡(Part.1)&(Part.2)
それでは、三日目の行脚も復興した現状と三陸海岸の絶景を楽しんで行きますよ!
行脚三日目のコース紹介
行脚三日目のコースは、大船渡市から宮城県まで南下しながら、「シフォンケーキ工房 ごいしふぉん」と「顕妙寺」に寄ってから、帰宅する計画になってます。妻は翌日仕事なので、私の単独運転となり、途中眠気とバトルしながらの帰宅となりそうです。安全運転に心がけての、行脚最終日のロングドライブになってます。
大船渡プラザホテル➡ごいしふぉん➡道の駅三滝堂➡顕妙寺🙏➡鳥の海P.A.➡自宅
シフォンケーキ工房「ごいしふぉん」は偶然見つけたお店!
まず初めにシフォンケーキ工房「ごいしふぉん」(以下ごいしふぉんとします)との出会いについて説明します。
ごいしふぉんのお店は、下の写真の護岸を眺めながら碁石岬に行く途中で、偶然見つけたお店なんですね。その時、私は気が付かなかったんですが、妻はお店の名前が気になっていたようで、帰りに寄ってみよう!って事になったんですよ。
えっ・・・ごいしふぉん閉店?
しかし、碁石岬と穴通磯に行く時は開店してたのですが、帰りに寄ってみると閉店してました。駐車場で洗車をしてるお兄さんが居たので、ちょっと声をかけたんですね。その人はお店の息子さんで、午前中は開いてたけど、午後から店主の用事でお店を閉めたとの事でした。
息子さんにお店の事を色々聞いて、次回は目的地として寄りますねって話をして、シフォンケーキを購入できないまま帰宅となってしまいました。
その後初めて(2018年)訪れてから一年後(2019年)にリベンジで訪れて、やっとカットシフォンケーキを購入できたんですね。そして、店主の村上さんに行脚の説明と偶然お店を見つけた話をしたのがきっかけで、大船渡市まで足を延ばした際は必ず寄るようになったお店なんです!
村上さんのシフォンケーキを食べてしまった事で、地元のシフォンケーキを食べる時は、裏書の材料をチェックするようになっていました。
店主の村上さんは、素材にこだわり厳選してシフォンケーキを販売してるんですね。膨張剤不使用で卵白のみの力で、ふわふわに焼き上げることにごだわって作っています!
厳選素材は、さくら卵(岩手県産の飼料米を10%配合した飼料で育てています。)と太白(たいはく)ごま油(生のごまを搾って精製した油)を使用しています。一般的なごま油と違って、無味無臭なので「和食・洋食・中華・洋菓子」と多用途に使用されます。さらに、抗酸化作用のあるポリフェノール「セサミン」を多く含み、ノンコレストロールで「ごまのうま味成分も」しっかり抽出された万能オイルなんです。
そんなこだわりのシフォンケーキなので、前々から食べたいと思っていた「ホールデコ」を、今回の行脚で念願かなってやっと食べる事が出来ました。普通のカットしたシフォンケーキも十分おいしいのですが、ホールのままで「デコレーション」してあるところに目が釘付けになってたんですね。
帰宅途中で食べたいところですが、保冷剤もしっかり入れてもらい、自宅に帰ってから速攻で食べました。材料もこだわっていて焼き加減も抜群、ふわふわしっとりに生クリームとイチゴのトッピングがたまりません。食べ過ぎに要注意です!
このフォルム見て下さい、きっとあなたも目が釘付けになると思います‼
あまりのおいしさにペロンごっくんで、あっという間になくなってしまいました。味はベタベタ甘くなくて、しっとりふわふわの生地に甘さ控えめの生クリームなので、イチゴの酸味が加わると丁度良い甘さです。
一般的な製菓にありがちな、生地が甘い・クリームも甘いが多いと思いますが、一緒に食べる事を考えると甘すぎじゃないですかね?うちの夫婦はそこら辺もごいしふぉんのシフォンケーキはベストマッチなんですね!なので、約420km離れていますが、絶大な信頼をもってお勧めしています!
ぜひ碁石岬まで足を延ばした際は、お立ち寄りください。店主の村上さんは気さくでやさしい人なので、お話して見て下さいね!
そうそう最近なんですけど、シフォンケーキの自販機が2022年7月末までテスト販売が始まったと、村上さんより連絡がありました。現在は本格稼働していて、24時間営業で購入できるので、看板娘をよろしくお願いします!
私達夫婦は、便利になったとしても店舗で買いますけどね!(笑)I Love ごいしふぉん!
碁石岬を散策
今回の行脚の旅では時間の都合上碁石岬が寄れませんでした。なので前回立ち寄った時の写真になってしまいますが(2018年6月25日)碁石岬と穴通磯(あなとおしいそ)を散策したので紹介します。
ここは、訪れて思ったのですが景色も素晴らしく、カップルや家族で訪れても癒される空間になってると思います。ごいしふぉんにお立ち寄り頂いた際は、おやつを忍ばせてふらっと散策してはいかがですか⁉気分もリフレッシュできる最高の場所ですよ!
穴通磯駐車場までは、碁石海岸から車で5分くらいのところにあります。そこからは、徒歩で往復20~30分くらいです。行きは良い良い(下り坂)帰りは息も絶え絶え(登り坂)になる人もいると思うので、体力に自身がない人は慌てずゆっくり散策してくださいね!
きれいな物を見ようとしたら、楽は出来ないようになってるんですよねぇ~!
道の駅三滝堂
仙台市から大船渡市の中間地点で、このパーキングエリアも休憩地点としてよく利用してます。季節が五月頃だとツバメが出迎えてくれます。ここはツバメが群れになって子育てする場所になってるんですよ!
通路や建屋の軒下にたくさん巣があって、カメラを向けても逃げたりしません。人間になれててビックリですよ!もし子育てシーズンに三陸道で旅する事があったら、ぜひお立ち寄りください。ツバメが歓迎してくれますよ!
ただし、写真を撮る際は過度にカメラを近付けたり、大きな音を出さないようにしてくださいね。気に入って道の駅三滝堂に来てくれるのだから、そっと見守ってあげましょう!
ここでちょっと残念な事がありました。この三滝堂でも「生カスタードシフォンケーキ」があったんですが、販売されていませんでした。本命ごいしふぉんとはちょっと変わっていたので、小腹のおやつに食べるとちょうどよかったんですよね。
シフォンケーキを1cm幅にスライスして、フードパック(容器)に2枚敷いてその上に生カスタードクリームを載せてあるんですね。初めどう食べればいいのか考えてしまいました。
フードパックにフォークが付いていたので食べ方はすぐ分かりましたが、どう見ても手で食べたらぐちゃぐちゃになりそうだったので納得です。
お店の都合で販売休止になったみたいなんですけど、このお店は無添加にこだわった物を提供していて、とてもおいしかったので再販売される事を期待します!(休憩地点での楽しみが減るのはさみしいので・・・)
顕妙寺
顕妙寺(けんみょうじ)を訪れた最初の理由は、お参りしたお寺で御朱印が頂けるところは無いかと現地でネット検索していたら顕妙寺がヒットしたんです。特に住職が在住しているかの確認もしないで、居たらお願いして書いてもらいましょうか!的な感じで尋ねたんですね。
ふらっと尋ねたので、本堂で声をかけてみると返事があり出迎えて頂きました。お参りを済ませて御朱印を書いて頂けますか?と話した相手は住職かと思ったら、息子さんで副住職でした。この時初めて、御朱印は副住職さんが書かれていた事を知りました。
この時、鹽竈神社に参拝してから顕妙寺を訪ねたんですね。どちらの宗教にも属していませんが、東北行脚をするうえで形として必要かと思い、神社仏閣を目的地で選びながら旅をしています。
そんな感じで、神社仏閣を参拝お参りしているので、神仏習合の話をしていました。この時副住職は御朱印を書きながら話が出来てとても器用だなって思ったですね。ちょっと考えながら話をしないと書く手が止まってしまうような話だったんですけど、淡々と話しながら御朱印を書いてくれました。
神仏習合とは、「神と仏は一体である」とする宗教思想なんです。顕妙寺にもお稲荷さん(神社)が本堂の前に建立されています。私たち夫婦は、どっちもアリで良いのかと思っているので、ちょっと考えさせられる小難しい話をしていました。それはおかしいと思う人もいると思いますが、だって人間だもの・・・十人十色で良いですよね⁉
ホームページにも書いてありますが、大荒行を成し遂げると違うんだなって思いました。しかしその副住職でも神と仏について悩んだ時期もあったと話してくれたんですね。茨城県から初めて訪れた私達に、そんな話までしてくれてとても感謝しました。
そしてこの時の出来事なんですが、なんと宮城県沖を震源とする震度5強の地震が発生しました。副住職に御朱印を書いてもらいながら、話をしているとガタガタと嫌な音がしました。少し身構えているとドカンと地響きがしてかなりの揺れです。
少しあわてながら副住職が本堂の方が安全なので移動しましょうと、席を立ち移動しました。しばらく大きく揺れていましたが、揺れが収まってから御朱印を書いていた部屋へ戻り、津波が来ませんようにと願いながら、携帯を確認したら津波の発生は無いと分かり一同ホッとしました。
この時の体験が、「顕妙寺」を強く印象付けたんですね。震災復興を願って行脚の旅をしている中で震度5強を体験したことにより、鹽竈市に来たら必ず寄ろうと思った出来事でした。
前回の旅ではふらっと立ち寄る感じだったので、今回は必ず直筆で御朱印を書いてもらえるよう万全を期して、事前に副住職が居る事を確認してからお参りに行きました。
しかし、やらかしてしまいました・・・万全を期して事前に副住職が居る事を確認しておきながら、まさかの御朱印帳を忘れてしまう大失態をしてしまったんです。なんともまぬけなお話です・・・
そして、私は書置きを頂くことになりました。そこで、書置きと直筆を見比べて思った事がありました。書置きの御朱印を見た印象なんですけど、直筆の方が勢いと躍動感があるような気がしました。副住職も対面で書く時は気合が入るのかな?って感じです。
なので、目の前で書いてもらう事をお勧めします!御朱印の絵は(今回は龍と五月の節句です。)いくつか違う絵を用意してあるので好きな絵を選べます!御朱印集めをしているあなたなら、御朱印を目の前で書いていただけて、話をしながら書き進める過程も楽しめるので、時間に余裕がある方は体験してみて下さいね!
この出会いもそうなんですけど、つくづく出会う人に恵まれているなって思うんですね。この先も色々な出会いが待っているような予感がします。何が縁で知り合いになったり、好きな場所になるのか本当に分かりません!一期一会に感謝ですね!(^人^)
御朱印帳
前回(2021年5月)龍の直筆御朱印がこちらです↓
今回(2022年5月)龍の書置御朱印がこちらです↓
今回(2022年5月)妻は御朱印長を忘れずに持っていたので、直筆の五月の節句をしっかり書いて頂きました。
帰りも必ず鳥の海P.A.で休憩です!
帰り道の鳥の海P.A.はどうしますか?と妻に尋ねると・・・即答で寄って下さいと言われちゃいました。仮にこの手前のパーキングで止まったとしても、この場所は必ず行きも帰りもよる事になってます。w
どんだけ好きなんですか?と言うほど妻は、ここが気に入ってます。毎回コメントも残しています。
まとめ
東北行脚の旅(Part.3)はいかがでしたか?最終日は時間制限があったので、2件ほどしか立ち寄れませんでしたが、濃厚な時間を過ごせたと思っています。三日間あっという間に過ぎてしまいましたが、これからも可能な限り行脚の旅を続けて行きたいと思います!
碁石岬の絶景
リアス式海岸は砂浜が少なく岩礁地帯が多いので、海がとても澄んでいて吸い込まれそうになるくらいです。この大自然を楽しんでみてはいかかがでしょうか?行ってみようかなって思っていただける人が増えるとうれしいですね!
シフォンケーキ工房 ごいしふぉん
厳選された素材にこだわってシフォンケーキを作っています。店主の村上さんが一人で作業しているので、提供できる商品の数に限りがあります。その日に食べたい種類の商品が無い事もあるかもしれませんが、一人で作っていますのでその辺に関しては温かい目でみて頂けるとありがたいです。
ぜひお勧めの「ホールデコ」を誕生日のお祝いなどで食べて見て下さい。満足できると思いますよ‼
顕妙寺
御朱印を直筆で書いていただけます。普通は部屋の奥に行って書いて持って来くるのが一般的だと思いますが、ありがたい事に目の前で話をしながら書いていただけます。
顕妙寺にお参りの際は、直筆の御朱印を書いていただいてみてはいかがですか?御朱印の絵が完成するまでの過程も楽しめますので、ぜひお立ち寄りください!